[2001.03.06]
  遠き道の始まり


 ▼Mac OS X: Promise without the polish(ZDNet News)【英語】
  http://www.zdnet.com/zdnn/stories/news/0,4586,2691847,00.html


 アップル社のトップページでも発売までのカウントダウンがはじまっているOS X。もう,20日をきった。まともに考えれば,パブリックベータから度重なるビルド,最後までスパートし続ける奇跡に近い発売だが,それは,なされる。無理を承知のタイムスケジュールは,実行されて意味を持つ。

 今月終わりに発売されるマックOS X(コードネーム「チーター」)では,DVDを再生することもDVD-RでDVDを作成することもできなさそうだ。それらは,夏に予定されているプリインストールマシンとともに出るOS Xの改訂版となるコードネーム「ピューマ」まで待たなければいけない。また,ゲフォース3やATIのライドオンのような最新のグラフィックチップへの最適化や,ポータブルマシンのスリープ機能の問題もピューマまで持ち越しになりそうだ。

 とある掲示板での会話。「アップルはOS XにDVD再生機能を乗っけられないそうだ。最近のマシンにはDVDプレイヤーを搭載しなかったりもしているし…」「私はOS Xのビルド4K63をパワーブックG4 チタニウムで使っているが,DVDディスクのイメージを作り,クラシック上のDVDプレイヤー2.5で再生できている。DVDのソフトウェアは,最初のサービス・パックで利用可能になるだろう」「…うわっ,OS Xにサービス・パックと云う言葉を使わないでくれ,血が凍ってしまう。ともかくイメージディスクを再生できるのはいい知らせだ。それなら私はOS Xに切り替えることができる…」。(^_^)。

 OS X版のDVDプレイヤーの遅れは,明白だった。最終マスターが近づいているのに,一向にそのアプリケーションの姿は見えず,ついには搭載見送りとなったか。OS Xの発売後1年で,すべてのマックのOSをXにすると云っていたジョブズにとっても,ピューマまでの月日は重たいだろう。だが,私はまるっきり1から作られたOSに,それほどの完成度は期待していない。それ以上の革新に心が踊る。1984年のシステム1.0から16年かかってOS9までたどり着いたように,ここから道が始まるのだ。果てなき道への一歩,それが,すべての始まりとなる。


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